作成日:2004年3月28日 鳴石ると
2004/08/18追記
サタマガの読者レースで9.2と高評価を受けていたのがとても納得いきません。このゲーム、私はどうしても女性キャラとビジュアルだけが売りの、あの『ヴァリス』シリーズを連想するのですが。
■アクション・戦闘部分について
奥行きがなく、基本的に一対一の戦いという点では格闘ゲームに近いのですが、その割に駆け引きが非常に薄く、かといって初心者向けでもなく、どうにも中途半端な出来になってます。
攻撃ボタンの連打でできる連続攻撃は、ニ撃目以降一撃ごとのダメージがみるみるおちていきます。が、それに対してパワー(攻撃、防御等の行動に必要なもの)は一撃目と同じだけ下落していくので、連続攻撃をせず一撃目を連続で当てていった方がよかったりします。そうじゃないとすぐパワー切れになり防御すらできなくなりますから。
で、そのパワー回復の方法がまた難儀で、アイテムによらない自然回復では一切の防御行動をせず無防備になることのみ。移動してもいけません。ジャンプやバックダッシュなどもっての他です。
この仕様のせいで、いちいち戦闘に無駄な時間を費やされるはめになります。
■対空攻撃が無い
空中から襲ってくる攻撃が多いのに対空攻撃が存在せず、防御にまわるしかないのも無駄に戦闘時間がかかる原因です(わざとダメージをくらい転倒し、かつタイミングを完全に偶然に頼るというふざけた方法でなら一応可能ではあります。もちろん実用性はありませんが)。
■意味のないジャンプ
このゲームで致命的なのが、アクションゲームにあるまじき、存在意義の全く無いジャンプです。ジャンプ攻撃は地上にいる敵を吹っ飛ばすこともできず、攻撃を当てた後地上に降りて連続攻撃に繋ぐこともできずかえって隙だらけになり反撃されますし、かといってジャンプする事自体の楽しさもないハイリスクノーリターンな代物。ちなみに「天使の靴」でハイジャンプと空中での複数回攻撃が可能にはなりますが、実際はラスボス戦以外に使い道はありません。
おまけで使うことのできる魔女はジャンプの代わりに飛行ができますが、これも実用性がありません。画面が固定されているので飛んでいても全く気持ち良くありませんし。
■卑怯なCOM
中盤以降のコンピュータの卑怯さもプレイ意欲を大きく削ぎます。卑怯さとはプレイヤーの習熟によって攻略できる、思考パターンの卑怯さではなく、すぐ無敵状態になる類のどうしようもない卑怯さのことです。
例えばこちらの連続攻撃の途中ですぐ無敵の反撃をしてきます。当然、必殺技も潰されますのでこれのせいでゲームの爽快感は絶無。スピードアップの靴を装備しても同じです。そして敵の連続攻撃は必ず最後までくらい、対処は不可能です。
特にいやらしい敵がドラゴンと、氷の魔法を使う諸々の敵キャラです。
竜のブレスや氷の魔法は防御不能で、その上よく回避すら発動しなくなります。凍りついたが最後、連続で氷の魔法を叩きこまれることも。
■ボス戦について
防衛しててもパワーが足りなくなり攻撃できなくなるだけなので、やせがまんの薬(ダメージを受けてものけぞらずに行動できる)を使い特攻した方がマシです。結局他の方法も魔法などでのゴリ押ししかなく、最良の攻略は「復元の魔法」を買い込み、切れ目無く「無敵の薬」を飲み続ける方法です。
■その他
「よく出来ている」という評価をよく見かけますが、確かに乳揺れだけはよく出来ています。本当に惜しみない労力が注ぎ込まれています。無駄に。
何を言うより2が出なかったのが全てを物語っています。
ただ、魔女が食事をした時に手をベロベロ舐めるのは、そのキャラクターの気質を端的に表現するものとして優れた表現ではあると思います。汚いけど。