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2008/07/06

◆大橋巨泉「勝ち組はテレビなんか見ない」。ではどこから情報を得ているか?

 ウィキペディアを見ていたら、元テレビタレントの大橋巨泉氏が、「勝ち組、インテリ、金持ちはテレビなんか見ない」と発言して物議を醸したとありました。

 その情報元と思われるインタビューを読むと、「テレビ対ネット」の構図から、今どきのテレビを叩きまくっていました。

 テレビのダメっぷりは、まさにその通りだと思います。ただし、巨泉氏の言う「テレビ=愚民VSネット=インテリ」はウソの対立ではないでしょうか。

 テレビの情報もネットの情報も、はっきり言ってレベルの低い情報です。巨泉氏の言う勝ち組、インテリ、金持ちが情報源として利用しているとは到底思えません。テレビとネットは結局のところ、企業からの広告収入を奪い合う関係でしかないと思います。

 では、本当に高級な情報はどこにあるのでしょうか?

 ロシアで国家首脳レベルの政治家たちと人脈を築いていた佐藤優氏は、エリートやインテリの間には独自のヒューマンネットワーク、つまり人脈があると言います。インテリ、ハイソ同士の人間関係の中で、ハイレベルな情報が共有されているらしいのです。

 外部の人間がその情報を得ようと思ったら、その人脈の中に入っていくしかなく、これはとても敷居が高い方法です。

 ただし、その中の一人さえ掴まえることができれば、あとは芋づる式に人脈が広がっていくので、いかにしてその最初の一人と人脈を作るかが鍵になるとか。

 次善策としては、有名大学院の社会人コースに入って、優れた教授の指導を受けるのが良いようです(東洋経済、2008/06/21)。中央官庁の官僚や、商社員などが学んでおり、ここも人脈作りには適した場所のようです。ちなみに費用は年数百万円はかかり、金持ち以外にはやはり敷居の高い方法です。

 ところで、巨泉氏は、「テレビよりネットの方が面白い」とも発言していました。ネットというと、普通は日本語のサイトと日本語のブログを連想してしまうものですが、巨泉氏の言うネットは、ひょっとしたら違う意味かもしれません。

 日本語サイトだけを見ていれば、日本人の作った情報しか得られません。しかし、ネットは世界中の人がやっているわけですから、世界中のサイトから情報を集められれば、面白いネタは豊富にあると思われます。

 言語の壁はありますが、そこは金持ちな巨泉氏のこと。語学のできる人間を雇って翻訳させるなり、バイトを使って情報を集めさせるなどは、どうとでもできるわけです。

 それなら確かに面白いかも。

22008/07/06

◆テレビ朝日が雑学番組で日本の歴史を改竄

  『クイズ雑学王』で自社の歴史を改竄したテレビ朝日が、また雑学番組で歴史改竄を行いました。

  問題は2008/06/30放送の『Qさま』。「武田家が滅亡した戦いの名前は?」という問題で、正解は「長篠の戦い」とされていました。

  はぁ? 長篠で武田家は滅んでなんかいませんが。

  武田家は1582年、天目山の戦いで滅亡しました。1575年の長篠の戦いから7年。当主の武田勝頼が死亡したのは、織田信長が本能寺の変で死亡する約3ヶ月前です。

  長篠の戦いの後も7年間、武田家は織田家や徳川家を相手に、何度も戦争をしています。何をもって滅亡したとみなしているのでしょうか。

  前回のことといい、雑学と称して歴史の改竄を企むテレビ朝日は悪質と言わざるをえません。

 というより、雑学どころか、あのテレビ局は看板ニュース番組で「10万人とした報道が、本当は2万人だったとして、何が問題なんでしょうか」と言うくらいなので、もはや感覚が麻痺しているのでしょう。

22008/07/06

◆堀江貴文「女は金で買える」でシャラポワの会社を連想した

  金で全ての欲望を充足できるという、現代流行の発想は「新自由主義」というそうです。

 佐藤優氏が、その新自由主義者の典型的な例として挙げているホリエモン。

 「女は金で買える」は氏の名(迷)言とされています。

  この言葉は、著書の『稼ぐが勝ち』が出典らしいので、それを調べてみました。

 すると、実際の記述は、「女は金についてくる。大金をもつと、それまで口説けないと思っていた女を口説けるようになる。その後は芋づる式。要するに、その女の話を聞いた女が集まってくる」という趣旨でした。

  その前の記述には、確かに「人の心はお金で買えます」とあるのですが、その割には、どこにも「どのレベルの女は○万円で買える」「○万円で某女を買った」といった相場の記述がでてきません。書いてあるのは、「大金をもつと、いい女を簡単に口説ける」。これだけです。

  私はここを読んで、マーク・マコーマック氏の『OK!を必ずもらう交渉術』を思い出しました。

 氏は、タイガーウッズ選手、フィギュアスケートの浅田真央選手や、勃起乳首で有名なシャラポワ選手とマネジメント契約をしている、IMG社の創業者(故人)です。

  氏の会社がまだ大きくなかった時代、金持ちを相手に営業に行った時のエピソードで、金持ちを前にした時、圧倒されてしまい、有利に交渉を進めることができなかったと述べられています。

  具体的には、建物や部屋の豪華さ、インテリアなどを目にし、相手の財力を見せつけられて圧倒され、営業・交渉に心理的に不利になったということらしいのです。

  「大企業や金持ちが気前がよいわけではない。金持ちはケチだから金持ちになったのだ。彼らはその規模と財産を武器に相手を圧倒する。」

  つまり、マコーマック氏が、「金持ちは、交渉相手に対して金を使わずとも、圧倒的に有利な交渉ができる」と述べているように、ホリエモンの言は、「金持ちは金を出して女を買うまでもなく、自分自身が金持ちであるということだけで(=大金をもつと)、女を圧倒し、言いなりにすることができる(=簡単に口説ける)」という意味なのではないでしょうか。

22008/07/06

◆ライトノベルはミッキーマウス商法の亜流で、セカイ系は『エストポリス伝記』だったのか

 近年のオタク系コンテンツを考察した、『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン』という新書をざっと読みました。

 著者が言うことを敷衍すると、ライトノベルとは、「カテゴライズ、データベース化されたキャラクターを、異なるシチュエーションで使いまわす手法。キャラクターはどんなシチュエーションの中でも設定されたアルゴリズム通りに動く」なのだそうです。

 ライトノベルの中では、ストーリーはキャラクターを動かすための背景にすぎなくなっているというのです。

 私自身はライトノベルを全く読みませんが、この説明から、「ライトノベルはミッキーマウス商法なのかもしれないな」と思いました。

 ミッキーマウス。言わずと知れた、世界で一番儲かるキャラクタービジネスです。ミッキーはまさに著者の言う、ライトノベルのキャラクターと同じ性質を持っています。

 ミッキーにストーリーはありません。昔はアニメの中のキャラクターでしたが、今では完全にストーリーが衰退しました。今ではミッキーというキャラクターだけが存在し、毎日ディズニーランドで手を振っています。

 ミッキーは異なるシチュエーションで使いまわされています。現代で、『ミッキーの○○』などのアニメが作られることがありますが、これは他の作品(三銃士など)を元にしたシチュエーションの中で、ミッキーが動いているのです。

 ミッキーはどんなシチュエーションの中でも、設定されたアルゴリズム(マニュアル)通りに動きます。

 そう考えると、ディズニーランドでミッキーマウスのぬいぐるみなど、グッズを買い漁る人々の行動は、秋葉原で美少女キャラのフィギュアなどを買い漁る人々の行動と類似しているように思います。

 ところで、近年のオタク系コンテンツでは、「セカイ系」と呼ばれるものが流行したそうです。

 ウィキペディアを読むと、セカイ系とは、主人公とヒロインが組織も国家も飛び越えて、世界の存亡に関わっているような作品のことを言うらしいとわかります。

 私はセカイ系として挙げられている作品の中で、『ほしのこえ』だけは見たことがあります。

 どうしてセカイ系のようなフィクションが生まれたのか、そして、その異様な内容が違和感なく受け入れられたのかについては、ウィキにも『ゲーム的リアリズムの誕生』にも書かれていません。

 ただ、これに関しては起源がわかる気がします。

 90年代前半のファンタジーRPGには、セカイ系的なクライマックスになるものがいくつかありました。 私が知っている限りでいうと、スーパーファミコンの『エストポリス伝記』や、メガドライブ(メガCD)の『ルナ2 エターナルブルー』です。

 これらのRPGでは終盤、主人公は「世界の存亡か、一人の女か」的な状況に追い込まれます。女とはヒロインのことで、この状況で、組織や国家は全くの無関係です。

 『エストポリス伝記』では、ヒロインの正体は世界を滅ぼす邪神の一柱だと判明します。主人公は、ヒロインを邪神として覚醒させたい邪神側と、「私を殺して」的な懇願をしてくるヒロインの間で、どうすればいいのか困ってしまいます。

 ヒロインを含めた全ての邪神を殺せば、晴れて世界は救われます。

 ヒロイン以外の邪神を殺しても、邪神化したヒロインは他の邪神を生き返らせてしまいます。

 そこで主人公がとった……というより、都合良く勝手に起きたことは、「世界を救うフリをして解決を子孫に先送りし、とりあえずヒロインゲット」というものでした。

 セカイ系は、RPGの「世界の存亡か、一人の女か」系クライマックスを切り取ったものと解釈できます。まさにゲーム的なリアリズムですね。

 ……というようなことを考えていたら、既にネット上にRPGとセカイ系の関係を指摘したもの(こちら)がありました。

 そういえば漫画でも、90年代の『GS美神 極楽大作戦』、「アシュタロス編」でセカイ系的なエピソードがありました。

 主人公クラスの男キャラクターが、世界を滅ぼそうとする魔王の手先である女と恋仲になります。

 世界の存亡を巡る戦いの終盤、男は、世界と女を秤にかけるシチュエーションに追い込まれます。そこで男は、「後悔するのはてめえを倒してからだ!」といったセリフを叫び、世界を救い女を見殺しにする方を決断するのです。

 セカイ系的ですが、相違点があります。こちらは組織や国が無視して描かれているというようなことはありません。

 ちなみに、この作者の最新作『絶対可憐チルドレン』を少し読んだんですが、セカイ系的な伏線が張られてました。

 主人公クラスの男が、成長した部下(女)が世界を滅ぼそうとする場面に対峙するというものです。

 ただこちらの作品でも、主人公もヒロインも、日本国の公的な組織に所属しているので、セカイ系とは相違点があります。

2008/04/17

◆あきまんが『スーパーリアル麻雀』を描いた!(半年前に)

 去年の11月頃の話なので今更ですが、その頃のゲーム雑誌『ドリマガ』で、あきまん(安田朗)氏が『スーパーリアル麻雀』のイラストを描いていました。

 ただ、残念なことに私が期待したVのキャラクター(というか早坂晶)ではなく、IIとIIIのキャラクターでした。

 「なぜ朗は晶を描いてくれないんだ! 頭が春麗のパクリだからか?」と思いつつ、あきまん氏が他に連載している『ガンダムエース』を見たら、こっちに最新のガンダムに出てくる、春麗もどきのキャラクターが描かれていました。

 ……ああ、どっちにしろ被ってだめだったか。



2008/04/16

◆『笑っていいとも!』にナージャが出演

 今月のフジテレビ『笑っていいとも!』に、なぜか『明日のナージャ』のナージャが出演していました。
他の出演者は、アムロ、カイ、クリリン、トランクス、コロ助。

 超ベテランの有名声優陣&キャラクターの中、一人だけ2000年代デビューで、アニメも東映黒歴史っぽい、あのナージャが混じっていた意図がわかりません。声優プロダクションの都合でしょうか?

 まあ自分としては、2008年にナージャがナージャとしてテレビでセリフを発する光景は感無量でした。

 ※明日のナージャとは、フジで放映もされた『時をかける少女』で有名な細田守監督が参加していたテレビアニメ。



2008/04/15

◆タバコを排除すると増税で自分の首を締める?

 神奈川県が、公共の場全てで喫煙を排除する方針であるらしいとニュースにありました。
個人的にはタバコ大嫌いなのですが、この流れには不安を感じます。

 仮説ですが、日本からタバコを排除すればするほど、何か他の増税となって跳ね返ってくるのではないでしょうか。

 タバコは価格の大半が税金であり、タバコの規制は税収が減ることを意味します。当然、国家はタバコの分の減収を、他の税金の増税でまかなおうとするはずです。


※まだ調べてないこと
 具体的なタバコの税率。価格の60%?
 タバコ税は何の財源か?
 タバコ税は国税か地方税か?
 近年の愛煙家排除法で、いくら税収が減ったか?



2008/04/14

◆「三段論法は下等な人間がするもの」という言葉の意味

 佐藤優氏の連載で、昔と現代の「真理に到達する方法」の違いが触れられていました。

 それによると、中世ヨーロッパでは、三段論法のような方法はマニュアル通りにプロセスを踏めば誰でも真理に到達できるので、程度の低い方法だと思われていたそうです。
 一方で、高等な真理到達法は、特別な人間なら、物に触れただけでその本質がわかるとされていました。

 この話を読んだ時、私は「前近代の低い学問水準と科学技術の時代には、とんでもない妄想がまかり通っていたんだなあ」くらいにしか思いませんでした。

 ところが。

 鑑定団でおなじみの中島誠之助氏の『ニセモノはなぜ、人を騙すのか』という新書があります。
この中で、氏は本物とニセモノの骨董品の見分け方について、「感覚でわかる」と書いていました。

 氏は骨董商の養父の元で、幼少期からひたすら本物の骨董品を見て、触り続けており、その後も時にニセモノを掴まされるなどの経験をしながらキャリアを積んできたため、現在では10メートル離れていても真贋がわかると言います。

 要するに、前述の特別な人間が持っている真理到達法とは、「職人の勘と経験」のことだったのです。

 思えば、金属加工の職人はコンピュータより精密に部品を作ることができると、よくテレビで言われています。
 コンピュータのプログラムとは100%論理の世界ですから、現在の世界でも論理より「勘と経験」の方が優れていると言えるわけです。



2008/04/02

◆君のぞはときメモのパクリ! と言ってみる

 『冬のソナタ』が『君が望む永遠』の盗作だという騒動が、数年前にあったそうです。プロットが同じだというのがその根拠。
でもそれで盗作だと主張できるなら、当の君のぞは「『ときめきメモリアル』のパクリだ!」って主張もできるんじゃないの? と私は思うのです。

 私は君のぞの序盤を見て「これって涼宮遙=美樹原愛では?」と思いました。両者には共通点が多かったからです。そこで、今回は「君のぞはときメモの盗作説」という作業仮説を組み立ててみることにします。

盗作説の根拠1・出会い方

君のぞ

 主人公は「共通の友人の紹介」の形で涼宮遙と対人関係を持つ。友人は女友達の速瀬水月。速瀬水月と涼宮遙は親友である。

ときメモ
 主人公は「共通の友人の紹介」の形で美樹原愛と対人関係を持つ。友人は女友達の藤崎詩織。藤崎詩織と美樹原愛は親友である。

2・主人公へのアプローチ

君のぞ
 ずっと前から好きで、隠し撮りした写真を持っているほど。出会いのセッティングは花火大会イベントを利用

ときメモ
 ゲーム的には、体育祭、文化祭、期末試験といったイベントで好成績を得ると出現フラグが立つ。すなわちそういったイベントで主人公を見て憧れている。出会いのセッティングはバレンタイン、またはクリスマスパーティイベントを利用

3・親友のセリフ

君のぞ
 主人公が涼宮遙を「物好き」と言うと、速瀬は「自分でもそう思うんだ」「私もそう思った」と言う。

ときメモ
 ゲーム的に藤崎詩織の主人公への好感度が最低だった場合、藤崎は美樹原を紹介する前に「ちょっとここで待っててくれる? 物好きな子が来ると思うから」と言う。

4・涼宮遙と美樹原愛の、主人公に対する言動

君のぞ
 よく「あの……」「その……」「あ……」などと言う。常にはにかんでいる。どもることが多い。会話は途切れがちで、饒舌さが全くないセリフの内容に具体性がないことが多い。

ときメモ
 よく「あの……」などと言う。どもることが多い。饒舌さが全くないセリフの内容に具体性がないことが多い。

5・木と告白

君のぞ
 学園近くの丘に一本の木がある。主人公はこの木の場所に呼び出され、涼宮遙に告白される

ときメモ
 高校には「伝説の木」がある。ここで告白されたカップルは、永遠に幸せになれるという伝説がある。ゲームの展開によっては、主人公はこの木の場所に呼び出され、美樹原愛に告白される可能性がある。

6・勘違い

君のぞ
 主人公は速瀬水月から、丘に呼びだされる。速瀬から告白されるものと勘違いしていたら、そこには涼宮遙が待っていた。

ときメモ
 主人公はバレンタインに、藤崎詩織から呼び出される。プレイヤー(主人公ではなく)は、藤崎からチョコレートをもらえるものと勘違いしていたら、美樹原を紹介されて肩透かし、という展開になっている。


 ついでに、盗作説への自己反論もしてみます。

出会い

 君のぞでは、主人公と涼宮遙の最初の出会いは「本屋で偶然に」であり、女友達に紹介されるのが初対面ではない。また、主人公と速瀬水月は幼馴染ではなく、面識を持ってからわずか数ヶ月である。

告白の時期

 君のぞでは、主人公が告白されるのは3年生の夏で、ときメモでは卒業式の後。

口の利き方

 涼宮遙がどもるのは序盤だけで、その後は普通に喋る。


 個人的には君のぞが、断片的なイベントの集まりに過ぎなかったときメモの補完+αを(意図的かそうでないかに関わらず)やってくれたと思っています。不人気キャラですが興味深い美樹原愛(→ときメモの嫌われキャラ美樹原愛を考察する)をメインヒロインに昇格させて、深く描写してくれたと思っています。「パクリだ!」などと責めるつもりは毛頭ありません。


 ちなみに速瀬水月が人気キャラ(専門誌『テックジャイアン』を見たところ)なのに比して、涼宮遙の人気があまり無いようなのは、やはりオタクの好みがときメモ時代から変化していないからでしょうか。

 最後に、万が一、この記事のためにKONAMIがageに謝罪と賠償を要求したらごめんなさい。



 ちなみに、『君が望む永遠』の体験版は、ageホームページからダウンロードできます。



2008/04/01

◆『君が望む永遠』で政治を連想した

 アダルトゲームが原作で、アニメなどに展開された『君が望む永遠』という作品があります。私が近年で唯一名前を知っているアニメ声優、水橋かおりさんの出世作?であることは公然の秘密です。良いです、水橋さん。


 で、それを、最近になって鑑賞しました。以下は、その作品そのものの感想ではなく、そこから連想したことについてです。


 この作品に限ったことではないですが、本作では特に、複数のキャラクターから同時進行的に「私を助けてください」という叫びが主人公に向けられていて、それに対して主人公は、だれか一人を選んで“救い”、その他のキャラは斬り捨てなければならないという構造になっています。
 これって、政治家の「政治的決断」と同じだなあと思いました。

 現実の政治でも、さまざまな人々から同時進行的に「私を助けてください」という叫びが向けられています。

「薬害肝炎で私/家族が大変です。助けてください」
「薬害エイズで私/家族が大変です。助けてください」
「原爆後遺症で私/家族が大変です。助けてください」
「家族の介護で大変です。助けてください」
「介護サービスが低賃金重労働で大変です。助けてください」
「PSE法案で廃業しそうです。助けてください」
「ガソリンの暫定税率がないと道路が作れません。助けてください」
「ガソリンの価格が高すぎて運送業の経営が大変です。助けてください」
「地方の医師の数が足りません。助けてください」
「産婦人科の医師が足りません。助けてください」
「規制緩和をしてくれないと事業が拡大できません。助けてください」
「規制緩和をされると大企業との競争に勝てません。助けてください」
「地方が疲弊しています。助けてください」
「中東に行ったら拉致されました。助けてください」
「家族が北朝鮮に拉致されました。助けてください」


 それに対して、政治は全てを助けることは無理 です。対立するものも多く、どちらかを立てれば他方が捨てられます。大前提として、予算と労力と時間は有限です。助けることが前提ではない、「自己責任だ」「それは他力本願だ。自助努力でなんとかしろ」といった世論もあります。

 政治とは、こういった案件を重要度(プライオリティ)でランク付けし、誰かを助けて誰かを見捨てることです。一部フィクションのエンディングであるような「国王は、みんなのための政治を行って、後世に人々から賢王と称された」なんて決してありえません。しかもその対象は、本作のような一個人ではなく、何万、何百万といった人々です。


 国家のトップに立つ者には、類まれな「地アタマ」(「教科書・マニュアルにない=正解のない発想や対応ができること」が私の解釈)があると、複数の国家首脳と直接口を利いたことがある元ノンキャリア官僚の佐藤優氏は言います。

 本作の主人公は、自分の手持ちのリソース(金、労力、時間)の中から「政治的決断」をするために悩む20歳(?)の「フリーター政治家」なのですね。そんなことを、よりにもよってエロゲー原作の作品で思わされました。
……といっても、こう思うようになったのはアニメ『天元突破グレンラガン』のロシウの影響もありますが。



2008/02/12

◆早坂晶のコスプレ写真に感無量

 天乃音瞬さんによる、各種女性キャラクターのコスプレ写真が掲載されているサイトに、なんとスーパーリアル麻雀PVのコスプレ(早坂晶のみ)が!

 一枚目の写真、晶の小生意気な感じが出ていていいですね〜。

 実は私はコスプレに全く興味がなく、その原因の一つが「ビニル質感のしょぼい素材」にあったのですが、こちらの写真を拝見すると、ちゃんとした素材で丁寧に作られています(スカートのレースにカラーの縁まで!)。

 それから、私は晶の服の配色になんとなく違和感があったのですが、実体化してみるとパステル系の配色に黒のアクセントで、こちらも綺麗にまとまっています。

 晶のイラストはネット上に少なく、しょうがないので慰みに自分で晶のイラストをちょこちょこ描いてましたが、まさか晶のコスプレを見ることができるようになっているとは思いませんでした。

 それも、他のキャラでなく、よりにもよって晶だということが、とってもありがたいです。

 ちなみに初めて訪れた時、ブログの方でもちょうどたまたま晶がトップだったのには、二重に驚きました。

 



2008/02/11

◆あまりに不統一な体裁を何とかしたい

 というわけで、一部(コーナーの入口)をリニューアルしました。

 しかしコンテンツの本体はそのままなので、やっぱり体裁がおかしいです。

 その時の気分で形式を変えてきたつけが重くのしかかります。



2008/02/09

◆放送中のガンダムに感じる「隠れた差別意識」

 2008/02/09放送回のガンダムを、たまたま一瞬だけ目撃しました。

 美少女が左手切断の身体障害者になっているのを知った主人公クン?がパニクってしました。

 他は全く見てないのに感想を書くのもなんですが、これを見た私は「隠れた差別意識」を感じました。

 というのも、「これってきっとスタッフ的には『衝撃の展開!』とか『衝撃のシーン』として作ってるんだろうけど、もしこれが美少女じゃなくてブスやオッサンだったら、『衝撃』になったんだろうか?」という思いがよぎったのです。

 身体障害者が美少女だからこそ、インパクトが成立するように思うのです。

 三文ニュースバラエティ番組では、よくテレビ欄に「美少女(美女)殺人事件」という字面が踊っています。

 視聴率至上主義のテレビスタッフは無駄なことをしません。美少女が殺される事件を扱えば、視聴率になるという計算がこのような見出しを作るのです。

 逆に考えれば、視聴者は、平凡な容姿やブスの女性が殺されてもあまり関心がないことを意味しています。

 ガンダムの件で視聴者が思うのは 「こんな美少女がこんな目に遭ってかわいそう」といったものでしょう。

 それが「こんな美少女」じゃなかったら、果たしてどれくらい「かわいそう」と思うのでしょうか?

 ……というか、そもそもガンダムが作れる科学技術がある未来なんだから、とっくに再生医療が実用化されているんでしょ? 何で手首切断ごときでパニクるのかわかりません。


2008/01/29

◆西川史子が佐藤優用語「地アタマ」を発言


  テレビ朝日の番組『ロンドンハーツ』、2008/1/29放送回で、西川史子氏が司会の田村淳氏に「(田村は)地アタマがいい」と発言していました。

 田村氏やスタジオのタレント陣は「地アタマって何?」といった反応で、意味不明な「西川ワールド」としていました。

 地アタマとは、ムネオ事件の時に逮捕され、それを著書『国家の罠』で国策捜査と糾弾する元外交官・佐藤優氏がよく使う用語。
その意味は、偏差値や知識量で言われる「アタマが良い」と対極にある、生まれ持って機転がきき、知恵が回ることをいいます。
 佐藤氏によると、「地アタマ」が良いとされている人物は、鈴木宗男議員、
レーガン元大統領などです。

 謎なのは、なぜ西川氏が「地アタマ」という言葉を知っているのか。

 私は佐藤氏の他によくこの言葉を使う人物を知らないし、テレビで使われている言葉でもありません。
ただし、しっかり字幕で「地アタマ」と表示されていたので、スタッフはその言葉を知っているようです。
 ひょっとして西川氏は『国家の罠』あたりを読んでいる? と勘ぐってしまいます。

 ちなみに「何で鈴木宗男は汚職政治家のくせに恥ずかしげもなくテレビに出てんの?」と思っている方は、『国家の罠』を読むと謎が解けると思います。




2008/01/29

◆「偽」ってマスコミのことでしょ


  近年、マスコミは「偽装」なるものをあげつらうのに躍起になっています。
今年はテレビ番組『発掘!あるある大事典』捏造の印象をもみ消すために、特に力を入れているようです。

 でも現実は、マスコミこそが偽装体質の筆頭です。

  • テレビ朝日がついに自社の歴史まで改竄

 2007年は「アサヒる」という言葉が流行語になったそうですが、
同年の11月、テレビ朝日の『クイズ雑学王』が捏造報道を行ったことは知られていません。

 それは「モザイク処理が初めて使われたテレビ番組は何?」という問題。
答えは『クイズ ヒントでピント』でした。そこまでは事実です。

 しかし、その解説で、この番組は「モザイク処理を開発したのはテレビ朝日の技術者」であるとテロップと音声で流し、捏造報道をしました。

 WikipediaやGoogle検索によると、モザイク技術を開発したのはNECです。
NECがヒントでピントのためにモザイク技術を開発したと書いてあります。
テレビ朝日はNECの功績を盗み取り、勝手に自社の功績にしようとしています。

 テレビ朝日は雑学番組においてすら、歴史の改竄を企んで捏造報道をするテレビ局だったのです。

 私はこの放送を最後に、同番組を見るのを止めました。

  • NHK教育が街角アンケートを偽装

 今年の話ではありませんが、NHK教育の番組で、露骨な偏向報道・歪曲報道を見たことがあります。
 番組名は記憶していませんが、日本語に関する番組で、フジの『タモリのジャポニカロゴス』によく出演する金田一氏が解説しているものでした。

 歪曲が行われたのは、「動物園などの入園料の項目にある『小人』は何と読んでいますか?」という街角アンケート。
その映像では、「こびと」と読んだ人は一人としていませんでした。

 「こびと」は放送禁止用語です。すなわち、単なる自主規制です。
たったそれだけの理由で、大マスコミが街角の声を歪曲したのです。

 これほど露骨で、しかもわかり易い情報操作はありません。
さすがに「答えの多かった読み方とその人数」のようなグラフはでませんでした。
そこで結果を改竄したら確実に捏造報道なので、出さなかったのでしょう。

 以来、私はNHKの報道をも全く信用しなくなりました。
NHKでこの体たらくですから、当然民放なんて信用してません。

2008/01/29

◆『ガラスの仮面』主人公の特技は、実は誰にでもできるらしい

 とても有名な少女漫画『ガラスの仮面』で、主人公の北島マヤは「一度見ただけの演劇、テレビドラマの台詞を全て丸暗記できる」特技を持っています。こ れがかの月影先生を驚愕させ、マヤをスカウトする原因となります。

 私は今まで「これは漫画だからで、現実の人間にはこんなことできない」と思っていました。

 元外交官でムネオ事件で逮捕された佐藤優氏によると、実は誰でも訓練を積めば、こうした記憶力は身につくのだそうです。その証明が、東京地検特捜部の「国策捜査」を詳細に再現した本『国家の罠』とのこと。

 方法は、映像と連動させて言葉を記憶するものだそうで、訓練の仕方が『国家の謀略』『野蛮人のテーブルマナー』などに記載されています。

 ジャーナリストも一流の人はこうした記憶術を身につけているらしく、例えば佐藤氏がよく言及する朝日新聞の外岡氏の著書『情報のさばき方』でも、「簡単なメモからでも記者会見の内容は完全に再現できる」とありました。

 そういえば、北島マヤも、単に台詞を暗記しているのではなく、登場人物の仕草を 記憶して台詞を再生しているようでした。